ブログ
【特別企画】道頓堀ホテル 総支配人インタビュー
今回は、Kix Delivery Service の、記念すべき最初の導入ホテルである「道頓堀ホテル」の総支配人、平野暁様にインタビューを行いました。先日改装されたばかりのロビーで、KDS導入当初の様子や、導入後のお客様の声、今後の業界の展望についても語っていただきました。
平野 暁 様
株式会社 王宮
道頓堀ホテルグループ(道頓堀ホテル、ザ・ブリッジホテル心斎橋、大阪逸の彩ホテル)
取締役 総支配人
― 2015年8月の サービススタート当初から、「道頓堀ホテル」にてKDSを導入いただいておりますが、はじめにこのサービスを知った時はどのような印象を受けましたか?
KDSのサービスが始まる、2015年ごろから、いわゆる「爆買い」などの訪日旅行ブームが始まり、当ホテルにも多くのインバウンドのお客様が宿泊されるようになりました。お客様の9割近くがインバウンドという状況の中、これまでにないニーズやリクエストを伺うようになりました。
そのひとつが、「関西国際空港のへの手荷物の当日配送サービス」でした。ホテルとしても何とか、お客様のリクエストに応えたいという気持ちはあったものの、既存の配送サービスでは、2日前の受付、特に空港への配送はセキュリティなどの課題も多く、場合によっては3日前の申し込みが必要だったので、残念ながらお断りせざるを得ない状況でした。
― そんな中、KDSのご提案をさせていただきました。
ひとことで言うと「革新的」なサービスだと思いました。
お客様の要望に応え、「おもてなしの想い」を実現するのが私たちの使命ではありますが、これまでの状況を考えると、正直に言って、当日配送サービスは実現できないんじゃないか、と思っていました。
― その後、道頓堀ホテルだけでなく、ザ・ブリッジホテル、大阪逸の彩ホテルでもKDSを導入していただくことになりましたが、新たなサービスを取り入れるということに、不安などはありませんでしたか?
そうですね、こちらのミスでお客様にご迷惑が掛かるということは絶対に避けたかったので、複雑なオペレーションや、採寸・計量等の手間が心配でした。ですが、実際にはかなりシンプルなオペレーションで、S/M/Lといったサイズごとの料金設定も無いので、大きさを測ったりする必要が無く、安心しました。チェックアウト時など、忙しい時でも対応できますしね。
― お荷物の紛失や破損、金銭トラブルなどを心配される店舗様も少なくありませんが、そのあたりはいかがですか?
導入前に一度、サービスオペレーションのプレゼンをしてもらったのですが、その時にそういった心配は無いと確信しました。パスポート番号と伝票番号で荷物を管理されていますし、他の貨物等との混載も無いので汚れる心配も無いですよね。実際にこれまで、利用者の方からクレームなどを頂いたことも、一度もありませんよ。
それと、これはサービスをはじめてから分かったことですが、集荷のドライバーさんの仕事ぶりが丁寧で、私だけでなくフロントのスタッフの間でも話題になっていました。明るく挨拶をしてくれるところもいいですし、荷物を必ず両手で運んでくれるので、安心して仕事をお任せできます。
― 大変励みになるお言葉、ありがとうございます。
では次に、実際にKDSのサービスを導入いただいてからのことを教えてください。
フロントにパンフレットを置いているのですが、チェックイン時に興味を持っている方も多いですよ。特に大阪観光に来るインバウンドの方は、買い物用にスーツケースを2つ持って来る人も多いんですよ。ひとつは着替えなど、自分用。もうひとつは空の状態で持って来て、滞在中にお土産や服などでいっぱいにして帰るんですね。
― スーツケースふたつは大変ですよね。
そういう方には、特に喜んでご利用いだいていますね。ひとつだけでなくどちらも空港に送ってもらえれば、身軽になって行動範囲も広がりますし、もっと買い物しようとか、空港に行くまでにここに行ってみようとか、日本での滞在がさらに充実すると思います。
― 道頓堀ホテル、ザ・ブリッジホテル、逸の彩ホテルのHPにもKDSのサービスを掲載していただいていますが、こちらの反響はいかがですか?
手荷物配送に関しての問い合わせがかなり増えましたね。多すぎて、一度掲載したものを編集して、改めて掲載し直しました。(笑) インバウンドの方が急に増えて、ホテルや店舗も対応しきれていないこともありましたから、HPを見て、こんなサービスもあるんだ!ということで問い合わせが増えたんじゃないかと思います。
― 次に、KDSだけでなく、大阪観光や、最近よく聞く「手ぶら観光」の取り組みの今後に関しても、教えてください。
インバウンドの方は増えて、ますます「手ぶら観光」が促進されていくと思いますよ。新しいホテルも今後さらに増えていきますし、今はホテルや旅館だけではなく民泊やゲストハウスもありますから、宿泊施設やインバウンド向けの店舗はますます競争の時代になっていくでしょうね。
― 2019年にはラグビーのワールドカップ、2020年には東京オリンピック、そして現在誘致活動が行われている2025年の大阪万博もありますね。
そうですね。そんな中で、これまでにない新しいサービスや、おもてなしがより求めらていく時代になると思います。例えば、KDSを利用して、空港からホテル、ホテルから空港へ、手荷物を送るサービスが使えることで、宿泊中だけでなくお客様の移動もケアできます。お店だったら、この商品買おうかな、と悩んでいるお客様の荷物の悩みを解消できるなど、色んな可能性がありますよね。
― ありがとうございます。
私たちも、今後のさらなる観光の活性化に少しでも貢献できればと考えています。
はい、では今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
最後に、弊社代表の藤本と、平野総支配人でのツーショットをお願いしました。
広報の私としては、有名ホテルの総支配人にインタビューをお願いするということで緊張の中伺ったのですが、平野総支配人には大変親切にご対応いただきました。お忙し中ありがとうございました。
こちらの内容は、近日公開予定の、「KDS取扱店舗様募集ページ」にも一部掲載予定です。そちらも随時ご案内いたしますので、是非ご覧ください。