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トラック・チャーター便の平均費用はどれくらい?

2015/05/27

混載便とは異なり、トラック一台を借り切って指定の場所に、指定の時間に届けることができます。料金については、チャーターするトラックの大きさや種類によって異なるのが通常です。

トラックチャーター便とは?

チャーター便はドライバー・トラック1台を契約して配送する専属輸送のことを意味します。車両も様々な種類があり、車両によって積載できる容量や重量などが変わります。料金の違いは、車両の種類や距離によって異なります。

トラックの種類

積むことができる容積や重量、そして荷物の特性によって使うトラックが変わってきます。

重量別に大きく分けると、1t車、2t車、4t車、10t車、増t車があります。

形状で分けると、下記が主流です。

・ウィング車......横が開くトラックです。フォークリフトを使い、横から干渉することができるので荷物が扱いやすく、最もメジャーなトラックです。

・箱車......荷台が箱型になっており、後ろ側が開くトラックです。

     雨濡れに強い特徴がありますが、後ろしか開かないので荷物の積み込み積み下ろしに時間がかかってしまうデメリットがあります。

・幌ほろ車......布やシートで荷台を覆ったトラックです。

・パワーゲート車......荷台の後ろに昇降機のついたトラックです。

キャスターのついた荷物の運搬に便利で、コンビニの配送などでよく使用されます。

・平ボディ車......荷台にあおりがついただけの一般的なトラックです。

上部がオープンなため、積込みや鋼材をクレーンでつるす作業がしやすく、建設現場やクレーン付き倉庫で強みを発揮します。

・ユニック車......平ボディに小型のクレーンがついているトラックです。

重量物や高所への、または高所からの荷物の積み下ろしが可能になります。

上記それぞれの料金が異なります。必ず事前に見積もりを取るようにしてください。


トラックチャーター便のメリット・デメリット

チャーター便のメリットは、

1、時間・場所の指定が可能

2、 細かな依頼・指示が可能

3、大量輸送でのコスト減

の3点です。


1、時間・場所の指定が可能

トラックを貸し切っての契約の為、到着の時間や細かい場所等も指定することができます。

2、細かな依頼・指示が可能

用途に合った車種の選択ができ、混載便では運べないような形状の荷物の運搬や、積み合せによる荷物にダメージのリスクを減らすなどの細かい融通をきかせることができます。

大量輸送でのコスト減

トラックの積載できる容量内でかつ荷物の量が多い場合、料金が混載便より安くなります。

チャーター便のメリットは、トラック単位で運送費がかかるので、少量の輸送になるとかえって高くついてしまう点です。

チャーター便の運賃

チャーター便は距離や拘束時間、トラックの車種などを加味した上でのトラック単位での料金になってきます。荷物一つ一つに運賃がかかるわけではないので、荷物の量が多い時はチャーター便の料金のほうが荷物一つ当たりの価格で見ると安くなる場合が多くなります。

半チャーター便(仮)

「混載便で運ぶには多いけれど、チャーター便を使うほど多くはないし、なにより高い」という場合に、半チャーター便(仮)を利用するとコスト削減につながります。チャーター便の空いた部分や時間を利用しての配送で、トラックに余裕がある場合に利用することができます。提供する運送会社ごとにサービスの内容や名前が異なります。

まとめ

チャーター便はドライバー・トラック1台を契約して配送する専属輸送です。細かい指示などもできるので、混載便より融通がききます。

大量輸送の場合は混載便よりもチャーター便のほうがコスト削減につながります。